広島市勤務医会

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ご挨拶

                                   
 
 このたび広島市勤務医会会長に就任致しました吉島病院の山岡直樹です。このような大役を仰せつかり身の引き締まる思いです。
 広島市勤務医会は、2014年3月14日に「日本医師会、広島県医師会及び広島市医師会との連携のもと、勤務医相互の技術及び福祉の増進、親睦等を図るとともに、地域医療及び学術研究に寄与する」ことを目的に設立されました。本会は広島市医師会に設置されている勤務医部とは別で、5区医師会と並ぶ独立した組織となっており、現在の会員数は約750名です。初代会長は中井志朗先生、2代目は奥道恒夫先生、3代目は宮本勝也先生で、2024年5月21日に私が4代目会長を拝命致しました。 
 少子化高齢化が進展する中で、政府は今後の医療提供体制を見据えて、地域医療構想の実現、医師・医療従事者の働き方改革、実効性のある医師偏在対策を三位一体で推進していく方針です。中でも医師の働き方改革問題については喫緊の課題として、2024年4月から時間外労働に対する上限規制が設定され、勤怠管理の適正化が図られています。また広島市では2030年度に高度医療・人材育成の拠点として、市内の複数の医療機関を再編・統合した新病院が広島駅北口に開設される予定となっており、我々勤務医を取り巻く環境は大きく変わろうとしています。こうした状況を踏まえ、広島市勤務医会では、勤務医の労働環境の整備(DXやタスクシフトの充実)や女性医師・退職医師への支援を達成するために、現場の実情把握や情報提供を行い、各方面への進言などにも取り組んでいきたいと思います。
 また、災害・救急医療への協力、医療安全・医療訴訟問題、専門医制度への対応等についても、広島市医師会や各医会との連携・協力を強化して、勤務医相互の懇親も図りつつ課題解決に努めてまいります。
 会長の役割は広島市勤務医会で集約された意見を、理事会を通じて広島市医師会の諸事業に反映させることと考えます。微力ではございますが、医師会員の皆様のお力になりますよう努力いたしますので、今後ともご指導・ご助言をいただければ幸いです。
 最後になりますが、まだ入会されていない勤務医の先生方におかれましては、本会に是非ご入会いただき、現在会員となっておられる先生方とともに、我々勤務医を取り巻く諸問題の改善・解決に向けて一緒に活動し、ご支援を賜りますことをお願い申し上げます。
                               広島市勤務医会 会長 山岡直樹